職場でのバレンタインギフトは、プライベートなものと違い迷うことがいろいろあるかもしれません。同僚や上司へは贈ったほうが良いのか、贈る場合にはどのくらいの予算でどのようなものを贈るべきなのか、悩んでいる方もいるでしょう。
職場内でバレンタインギフトを贈る際は、ルールやマナーを守ることが大切です。人間関係を円滑に進めるためにも、注意すべきポイントを押さえたうえで贈るようにしてください。
職場にバレンタインギフトを贈るべき?
バレンタインのシーズンが近づいてくると、職場でのバレンタインギフトをどうしようかと悩む方もいるのではないでしょうか。
バレンタインは、日頃お世話になっている上司や同僚に感謝の気持ちを伝えるチャンスです。職場にバレンタインギフトを贈る習慣があるのなら、ぜひ参加してください。ただし、職場ごとに独自のルールもあるため、そのルールに従うことが何よりも大切です。
職場によって、みんなでお金を出しあって一緒に贈るケースや、個人で購入してそれぞれで贈るケースが考えられます。入社したばかりでルールがわからない場合は、必ず事前に確認しておきましょう。ギフトの内容は、あまり負担にならない程度のものがベストです。
なお、職場によってはバレンタインギフトが禁止されている場合もあります。知らずに自分だけ贈ってしまい、ひんしゅくを買わないよう気をつけてください。
職場に贈るバレンタインギフトの相場
職場でバレンタインギフトを贈る場合、世間の相場が気になるのではないでしょうか。相手に負担をかけず素直に喜んでもらうためにも、あまり高価すぎず、だからといって安物でもない、ちょうど良い価格帯のギフトを贈るようにしましょう。
同僚・部下に贈るバレンタインギフト
いつも一緒に頑張っている同僚や部下へのバレンタインギフトは、1,000円前後がおすすめです。複数の相手に一気に渡す「ばらまきチョコ」なら、1個500円前後が相場でしょう。
ばらまき用のチョコだとしても、何か一言メッセージが添えられているとあたたかさを感じてもらえます。お互いに負担にならず、いつもの仕事時間を少し楽しめるようなギフトにするためにも、簡単に一言だけ添えてみても良いでしょう。
上司に贈るバレンタインギフト
お世話になっている上司へのバレンタインギフトは、1,000〜2,000円が相場です。同僚などに贈るギフトよりワンランク上のものが良いですが、あまり高価なギフトだと上司が困ってしまうかもしれません。
お返しのことなどで余計な負担をかけない程度のものにしましょう。また、ユニークなものより、「高級ブランドチョコレート」として一般的に知られているもののほうがおすすめです。
職場によって、「暗黙のルール」が存在します。自分の独断で贈るのではなく、事前に女性の先輩や同僚に確認してそのルールに従うようにしてください。職場での人間関係を円滑に進めるためにも、重要です。
取引先に贈るバレンタインギフト
取引先への訪問がバレンタインの時期に重なる場合には、ささやかながらもワクワクできるような1つ300円程度のチョコレートを用意すると良いでしょう。男女問わず、取引先の全員に行き渡る数を用意することが大切です。
さりげないイベント感を演出できると、ビジネスだけでないあたたかな繋がりを作っていけるかもしれません。その後の取引にも、好印象を持ってもらえるでしょう。
同僚や上司に贈るタイミング
職場の同僚や上司にバレンタインギフトを贈る場合、渡すタイミングは朝一番がおすすめです。出社してきた男性社員に対して順番に渡していくようにすると、平等感があって渡し忘れも防げます。
もしも朝の時間帯に渡せなかった場合には、お昼休みに渡しましょう。男性社員も「もらえるかな」と多少期待しているため、喜んでもらえるはずです。小分けされたチョコレートなら、渡すタイミングが人によってずれてしまっても問題ありません。
ただし、渡すタイミングについても、事前に女性の先輩などに確認しておきましょう。例年と同じタイミングのほうが、渡す人ももらう人も安心です。
バレンタインの当日に渡せないことがあらかじめわかっている場合には、1〜2日前に渡すとよいでしょう。バレンタイン後では「遅れ感」が出てしまうため、バレンタイン前のほうがおすすめです。
職場でバレンタインギフト贈る際の注意点
職場でのコミュニケーションをスムーズに進めるためにも、バレンタインギフトを贈る際には次のような点にも注意するようにしてください。気負いすぎる必要はありませんが、職場ならではのマナーを無視しないことも大切です。
全員に渡す
職場でバレンタインギフトを贈る際には、同じ部署やチームのメンバーの全員に渡すようにしましょう。渡し忘れがあったり、数が足りず渡せない人が出てきてしまったりしてはよくありません。
人数が多い職場の場合には、大容量のチョコレート詰め合わせや小分けされたお菓子の大箱などを用意して、一人ひとり自由に取ってもらうようにしても良いでしょう。もらえない人が出てしまうと、お互いにギクシャクしてしまいます。不足しないよう、少し多めに用意しても良いかもしれません。
自分だけ贈らない
職場でのバレンタインでは、ギフトを贈る男性側への気遣いだけでなく、女性間での配慮も重要です。入社して初めてのバレンタインであれば、女性の先輩に例年のバレンタインはどのようにしていたかなどを確認してみてください。
もしもこれまでバレンタインの習慣がなく、今年も職場内で贈る予定がないのであれば、独断で自分だけが贈ることは避けましょう。贈りたいと思うのであれば、先輩や同僚に相談して意見を聞いてみてください。
自分で用意するのは大変だけれど、誰かがチョコレートを手配してくれるのであれば贈りたいと考えている場合があるかもしれません。みんなの意見をまとめて、歩調を合わせて進めるようにしましょう。
手作りは控える
職場のバレンタインでは、手作りチョコは控えたほうが無難です。手作りのものは少し重たいイメージがあるでしょう。また、他人の手作りの食べ物に抵抗がある人もいます。
普段からお菓子を手作りしていて職場でも配っているケースであれば別ですが、一般的な職場であれば市販のチョコレートを贈ることをおすすめします。
また、普段からお菓子を手作りしているがいつもは仲の良い同僚たちの間でだけ配っている場合も、職場全体に贈るバレンタインには市販のものにしておきましょう。
女性同士にも忘れない
職場によっては、女性同士でバレンタインのチョコレートを贈り合うケースも増えているようです。感謝の気持ちを伝える機会として、女性の先輩や後輩、同僚などにもチョコレートを贈ってみるとよいのではないでしょうか。
事前に女性同士で約束し、気に入ったチョコレートを持ち寄って食べ比べてみるのもおすすめです。さまざまなチョコレートが並ぶバレンタインのシーズンならではの楽しみでしょう。職場の雰囲気によっては、自分だけ「抜け駆け」にならないようにみんなで話を合わせておくことも大切です。
まとめ
職場でのバレンタインギフトは、プライベートとは異なり職場ならではの配慮や気遣いが必要です。過去のバレンタインの様子を聞いてみたり、女性同士で足並みを揃えたりすることも大切でしょう。
ただ、職場内での感謝を伝えて人間関係を円滑に進めるためにも、バレンタインを一つのイベントとして楽しんでみるのもよいのではないでしょうか。気負いすぎることはありません。ルールやマナーは守りつつ、普段とは違う職場の雰囲気を演出してみてください。
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