普段何気なく食べているホワイトチョコレートですが、なぜ白いのかご存知でしょうか。ホワイトチョコレートが白いことにはきちんとした理由があります。
本記事では、ホワイトチョコレートが白い理由について解説します。また、製造工程やおすすめのお菓子も紹介しているため、ぜひ参考にしてください。
ホワイトチョコレートが白い理由は、使われている材料にあります。ここでは、ホワイトチョコレートが白い理由と、味わいの魅力について解説します。
ホワイトチョコレートが白い理由は、チョコレートの色と香りを決めるカカオマスを使用していないためです。
一般的なチョコレートにはカカオマスが入っているため、茶色い見た目をしています。一方、ホワイトチョコレートの主な原料はココアバターと乳製品、砂糖、レシチン、香料などです。
カカオマスが使われていないため、茶色い色合いは出ず、白いチョコレートに仕上がるのです。
ホワイトチョコレートの魅力は、カカオマスを使わないことで生まれるなめらかな甘さとコクの深い口当たりにあります。カカオマス特有の苦味や酸味が入らないため、乳製品のまろやかさが際立ち、口に入れた瞬間に広がる濃厚な甘さが伝わるのです。
ココアバターは体温で溶けやすい性質を持つため、口どけが良く、舌の上でゆっくりと広がるやさしい風味を感じられます。味にクセが少ないことから、子どもや甘い物が好きな人にも受け入れられやすく、幅広い世代に愛されています。
生チョコレートとクッキーの相性が抜群な「ショーコラ」と、3層のチョコレートを楽しめる「パリトロ」2種類が入った、当店一番人気のアソートセットです。
ホワイトチョコレートは「チョコレート類の表示に関する公正競争規約」で定められた基準を満たしていなくてはなりません。
下記の表を見て分かるように、カカオ分や乳固形分、水分量などが細かく設定されています。
|
区分 成分 |
チョコレート生地 | 準チョコレート生地 | |||
|---|---|---|---|---|---|
| 基本タイプ |
カカオ分の代わりに 乳製品を使用したタイプ |
ミルクチョコレート生地 | 基本タイプ | 準ミルクチョコレート生地 | |
|
カカオ分(※1) (うちココアバター) |
35%以上 (18%以上) |
21%以上 (18%以上) |
21%以上 (18%以上) |
15%以上 (3%以上) |
7%以上 (3%以上) |
| 総脂肪分(※2) | ― | ― | ― | 18%以上 | 18%以上 |
|
乳固形分 (うち乳脂肪) |
任意 任意 |
カカオ分とあわせて35%以上 (3%以上) |
14%以上 (3%以上) |
任意 任意 |
12.5%以上 (2%以上) |
| 水分 | 3%以下 | 3%以下 | 3%以下 | 3%以下 | 3%以下 |
(※1)カカオ分とは、カカオニブ、カカオマス、ココアバター、ココアケーキ及びココアパウダーの水分を除いた合計量をいう。ホワイトチョコレートの場合、カカオ原料(カカオ分)は全てココアバターだけです。
(※2)脂肪分には、ココアバターと乳脂肪を含みます。
カカオマスが入っていなくても、ココアバターを主体にした配合であれば、白色でも正式なチョコレートと認められます。
ホワイトチョコレートの風味や質感を左右する最大の要素は、カカオ豆から抽出される油脂分であるココアバターです。カカオマスを使わないホワイトチョコレートの主な原料がココアバターであるため、重要な役割を担っています。
ここでは、ココアバターの概要やホワイトチョコレートにおける役割について解説します。
ココアバターとは、カカオ豆に含まれる油脂分を指し、チョコレートの口当たりや香りを支える成分です。ホワイトチョコレートだけではなく、ミルクチョコレートやダークチョコレートでも使われています。
味の主張が強くないため、他の素材の風味を邪魔しません。そのため、ホワイトチョコレートでは乳製品の甘さやコクを際立たせる役割も果たしています。
チョコレートのなめらかな口溶けは、ココアバターが体温に近い温度で溶ける性質を持つためです。ココアバターの一般的な融点は約33.8度であるため、口に含むと体温でゆっくりと溶けていきます。
ココアバターは、体温に近い温度で溶ける性質を持つ数少ない植物性油脂です。そのため、チョコレートの口溶けは、ココアバターが支えているといっても過言ではありません。
つまり、ホワイトチョコレートの繊細な口どけと甘い香りは、ココアバターが担っているのです。
ホワイトチョコレートに必要なココアバターの割合はカカオマスがない分、必然的に高まります。「チョコレート類の表示に関する公正競争規約」によると、ホワイトチョコレートに必要なココアバターは全体のうち21%以上と定められています。
このように、さまざまな条件をクリアしてホワイトチョコレートが作られているのです。
ホワイトチョコレートは、ココアバターを主体にした生地を丁寧に加工して仕上げるため、製造工程が味や食感に直結します。では、なめらかな口当たりと均一な色合いはどのようにして生まれているのでしょうか。
ここでは、ホワイトチョコレートの製造工程について解説します。
まず、カカオマスを圧搾して得られたココアバターに乳製品や砂糖などの原料を混ぜ合わせます。ホワイトチョコレートはカカオマスを含まないため、乳製品と砂糖のバランスが重要です。混ぜ合わせた生地は均一な状態に整えられ、次の工程に進みます。
混ぜ合わせた生地をよりなめらかにするため、粒子を細かく砕く微粒化の工程に進みます。この時使われるのが「レファイナー」と呼ばれる機械です。複数のロールが互い違いになって回転し、チョコレート生地をすり潰していきます。
この工程は舌に触れた際のざらつきを抑える重要な工程です。粒子が細かいほど口当たりはなめらかになり、ホワイトチョコレート特有のやさしい舌触りが生まれます。
微粒化した生地は「コンチェ」と呼ばれる専用の機械で練り上げられます。コンチェとは、チョコレート生地を長時間混ぜ続ける機械のことです。練り上げられていくと、微細な粒子の表面がココアバターで覆われ、生地全体がやわらかく仕上がります。
この工程はチョコレート特有のもので、風味のまとまりや雑味の低減にもつながります。練り上げが進むほど香りがなめらかに広がり、ホワイトチョコレートらしいやさしいコクが形成されていくのです。
練り上げた生地は、温度調節を行うテンパリングの工程に進みます。テンパリングとは、ココアバターの結晶を安定化させる作業です。結晶の型は6種類あり、チョコレートの場合「安定結晶V型」に整えることが理想だといわれています。
適切に温度を管理して結晶を整えることで、チョコレートの見た目に艶が現れるだけではなく、なめらかな口どけも生まれます。また、パキンと割れやすいのも安定結晶V型のおかげです。この工程が不十分だと表面が白くなるファットブルームが起きやすいため、重要度が高い作業です。
温度を整えた生地は型に流し込み、形を整える成型工程へ進みます。型に入れた直後は内部に気泡が残りやすいため、軽い振動を与えて空気を抜き、密度を均一にします。
この工程も仕上がりのなめらかさや割れやすさに影響する重要な作業です。形が固まった後は丁寧に型から外され、そのまま製品として包装されます。
ホワイトチョコレートは、そのミルキーな味わいから専門店でも人気です。
ここでは、ホワイトチョコレートを使ったおすすめお菓子を3つ紹介します。自分へのご褒美や大切な人へのギフトにぜひ検討してみてください。
「アマンドショコラ・ホワイト」はローストアーモンドをホワイトチョコレートで包み込んだ商品です。アーモンドの香ばしさとホワイトチョコレートの甘さが重なり、口に入れた瞬間に豊かなハーモニーを生み出します。
素材の良さが際立つシンプルな構成でありながら満足感が高いため、自分へのご褒美やギフトにもおすすめです。
「タブレットショコラ・みなとみらいホワイト」は、ホワイトチョコレートのまろやかな甘さをシンプルに楽しめる板チョコタイプの商品です。やさしいコクが広がる味わいに仕上げられています。口に運ぶと、ミルキーな味わいが口の中へ広がるでしょう。
シンプルでありながら味わい深いため、チョコレートの酸味や苦味が苦手な人にもおすすめです。
「ショコラカレ32枚入」は、カカオの香りを存分に感じられる一口サイズのチョコレートです。ホワイトチョコレート以外に、ビター、ミルク、エクストラビターがそれぞれ8枚ずつ入っています。個包装であるため食べすぎ防止になるだけではなく、ギフトとしてもおすすめです。
ショコラカレは、素材の風味を大切にしたシンプルな仕上がりであるため、最後まで飽きずに食べられます。ぜひ、当店自慢の上品なチョコレートを召し上がってみてください。
ホワイトチョコレートは、カカオマスを使わないため白く仕上がります。ホワイトチョコレートの製造工程は品質を大きく左右するため、一つひとつの工程に重要な役割があります。製造工程を丁寧に重ねることで、ホワイトチョコレートの均一な色合いとなめらかな食感が生まれるのです。
横浜発のチョコレート専門店である「バニラビーンズ」では、素材選びと製法に対する丁寧な姿勢を大切にし、チョコレートの風味を最大限に引き出す商品作りを続けています。ホワイトチョコレートは、豊かな風味とミルキーな味わいが好評です。ぜひ、バニラビーンズのホワイトチョコレートでホッと一息ついてみてはいかがでしょうか。