農家支援プロジェクト「みんなで育てるカカオの森プロジェクト」のレポート第10弾!
こんにちは!スタッフあらいです。
2025年2月7日、エクアドルアマゾンの野生カカオが生息するキチュア族のコミュニティで、カカオ豆の「発酵・乾燥センター」が完成しました!
VANILLABEANSは、お客様からいただいた売上の一部を本プロジェクトの活動資金へと積み立てておりますが、カカオの木の植樹、栽培〜育成だけでなく、カカオ豆の発酵〜乾燥の工程でも積立金が活躍しています。
カカオからチョコレートになるまでのプロセスとして、収穫したカカオの実から果肉を取り出し、数日間「発酵」を行い、水分量を減らすために「乾燥」する作業があります。
今回完成した発酵・乾燥センターでは、カカオ農業を始めたばかりの農家さんたちに向けて、
カカオ豆の発酵〜乾燥の技術指導が行われます。
この地域は、
発酵・乾燥センターが近くに無く、農業組合であるWINAK(ウィニャック)組合のメインの発酵・乾燥センターから往復約4時間と非常に距離が離れており、
これまで60kgのカカオポッド(収穫直後の実の状態)を背負って山を下り、2時間歩いて発酵・乾燥センターに運んでいました。
さらに60kgのカカオポッドから採れるカカオ豆はさらに少ないので効率が悪く、重労働や地域の貧困問題が課題となっていました。
今回、カカオが育つ原生林の地域の中に発酵・乾燥センターを建設したことで
カカオポッドから、カカオパルプ(果肉)を取り出す作業を、農園の近くでできるので作業効率を上げることができるようになります。
また、カカオポッドではなく、発酵〜乾燥を経た、カカオ”豆”の状態で売買することができるようになったため販売できる量も増え、クオリティも良くなり、結果的に収入も増えるようになるとのこと!
現地コーディネート・ウリさん
「コミュニティの皆さんが素晴らしい仕事をしてくれました。私たちのプロジェクトのための、小さくても立派な乾燥テントを作ってくれました。現在の計画では、2つの発酵ボックスを作り、その横に小さな屋根を設置する予定です。そうすることで、コミュニティ内で野生カカオの発酵と乾燥ができるようになります。本当にありがとうございます!」
2025年5月以降には、VANILLABEANSのロゴ入りの発酵箱も設置いただく予定です。
これから農家さんの働く環境がよくなることを願って。
引き続き、活動にご期待ください!