
農家支援プロジェクト「みんなで育てるカカオの森プロジェクト」のレポート第27弾!
こんにちは!
いまだにエクアドルにいる夢を見るスタッフなかおです^^
ウィニャック組合の皆さんや農家さんとの日々を思い出しながら、エクアドルでの時間が恋しくなる毎日です。
さて今回は、「みんなで育てるカカオの森プロジェクト」に参加している農家さんたちとの交流会や植樹式、そしてチョコレート試食会の様子をご紹介します!
交流会の様子

5月13日、農家の皆さんに会えるのを楽しみに、朝からドキドキ&ワクワクしながら会場に向かいました。
会場は川がすぐ隣に流れる自然豊かな場所で、とても開放的で気持ちのいい空間でした!
エクアドルはどこも自然がきれいで、本当に心が癒されます。

平日だったので学校に行っている方も多く、31名のうち19名の若者農家さん(17〜27歳)が参加してくれました。

挨拶をした後は、早速みんなでレクリエーション。
「みんなで育てるカカオの森プロジェクト」への想いや意気込みを一人ずつ発表しながら、青い紐を次の人に渡していきます。
「もっとカカオについて学びたい」
「カカオ栽培や、それ以外の作物についても知りたい」
など、前向きなコメントがたくさんありました。
そうして全員の想いがつながっていき、最後はまるで星空みたいな状態に!

参加者同士の交流が生まれ、プロジェクトへの一体感が高まる時間となりました。
プロジェクトTシャツの配布

そして、バニラビーンズから毎年恒例のプロジェクトTシャツをプレゼント!
今年のデザインは、プロジェクトメンバーの一人、スタッフたかまつが担当しました。
手をつないでいるイラストには、「農家さん・私たち作り手・お客様、みんながつながり幸せの輪が広がりますように」という想いが込められています。
裏面には、31名の農家さん全員のお名前も入っています。
そして実はこちらのTシャツ、カカオハスク(カカオ豆の外皮)をアップサイクルしたインクが使われている、サステナブルなTシャツなんですよ^^
ジョニーさんのスピーチ

写真は、プロジェクト2期目から参加しているジョニーさん。
現在はウィニャック(現地のカカオ組合)の現場技術者として働いています。
今回の交流会では、ウィニャックのスタッフとしてスピーチを行ってくれました。

「みなさんもぜひ機会を活かしてください。プロジェクトに参加すればチャンスがあります。組合の仕事のチームの一員になれる場もきっとあります。」と、他の農家さんに向けて熱いメッセージを伝えてくれました。
また、このプロジェクトを通して若者同士で経験を分かち合うことができて嬉しい、というコメントもジョニーさんからいただきました。
チョコレート試食会

「みんなで育てるカカオの森プロジェクト」がスタートしてから丸2年。
このプロジェクトから生まれたチョコレートも、少しずつ増えてきました。
今回は、農家さんにバニラビーンズの商品を試食してもらい、自分たちの栽培したカカオがどのようなチョコレートになっているのかを体験していただきました!

アリバカカオを使用した「ショーコラ」や、現地で育ったコーヒーやバニラビーンズ、レモングラスなどの素材を活かした「
ショコラカレ」など、全9種類ご用意。
また、アマゾンの野生カカオ・
クラレイ種を使用したチョコレートも味わっていただきました!

「美味しい!」と何度も試食する方もいるほど好評で、みなさんアンケートも熱心に記入してくれました。
生産者さんの貴重なご意見は、今後の商品開発にもしっかりと活かしてまいります。
ちなみに、現地では甘めのフレーバーが好まれる傾向があり、ショコラカレよりもショーコラの方が人気でした!
カカオの植樹式

交流会後は、農家さんのチャクラに移動してカカオの植樹を行いました。
この日は、サニーさんの農園にお邪魔しました。
今年は、バニラビーンズから6,200本の苗木を提供します。
私もカカオの植樹を初体験しました!

空気を含まないようにしっかりと土を押さえることが、良く育つコツだそうです。
植樹の前には、「パホ」という親から子へエネルギーを渡す儀式を行います(下の写真)。
私もサニーさんのお父さんからエネルギーを受け取り、「美味しく育ちますように」と願いを込めて植樹をしました。
3年後には、自分の植えたカカオに実がなり収穫されて、それが大好きなチョコレートになると思うと、とてもロマンがあります…!

サニーさん家族の農園は、とにかく広いです。
入口から植樹する場所まで、10~15分くらいは歩いた気がします。
途中で川を2か所渡ったり、丸太の上を歩いたりと、移動だけでも大変な印象を受けました。

チャクラ(アグロフォレストリー農園)なので、カカオだけでなく、バナナやキャッサバ(下の写真左)、パイナップル(下の写真右)、コーヒーなど多種多様な作物が育てられています。
キャッサバ(イモ)は土にしっかりと根を張ることで土壌を柔らかくし、次に植える作物の成長を助ける役割もあるそうです。
また、25年前まではコーヒー中心の農園でしたが、価格の低下を受けてカカオに切り替えたとのこと。
そのときの状況に応じて、植える作物や栽培方法を柔軟に替えており、農家さんの知恵と工夫が感じられました。

カカオについては、アリバカカオ(ナショナル種)だけでなくトリニタリオ種も植えられおり、カカオだけを見ても多様性を感じるチャクラ農園でした。
(トリニタリオの中身は、なんとホワイトカカオでした!)

この日の昼食には、ティラピア(川魚)とチョンタクロ(幼虫)が再び登場…!
お皿の手前に並んでいるのは、バナナやキャッサバ(イモ)、そして魚の上にのっているナッツのようなものは、マカンボというフルーツ(カカオの親戚)の種です。
グアユサ茶(アマゾンの伝統茶)も含め、すべての食材が同じチャクラで栽培されており、こうした多様な作物が現地の人々の収入源であり、日々の暮らしに欠かせない存在でもあることを実感しました。
改めて、チャクラという伝統的なアグロフォレストリーシステムの価値について学ぶ良い機会となりました。