
農家支援プロジェクト「みんなで育てるカカオの森プロジェクト」のレポート第28弾!
2026年6月3日に放送された、NHK番組「世界で開け!ひみつのドアーズ」で、エクアドルの農家さんとそのチャクラ(農園)が紹介されました!
番組内で登場したケイラさんは、「みんなで育てるカカオの森プロジェクト」の1年目から参加しているメンバーです。
ケイラさんのチャクラに、実は私たちスタッフも5月に訪問したばかり。
今回は、チャクラの魅力をお伝えいたします^^
「チャクラ」とは?

チャクラとは、エクアドルの先住民・キチュア族が先祖代々守り続けているアグロフォレストリーのこと。
カカオだけ、コーヒーだけ、といった1種類の作物を育てる単一栽培とは異なり、チャクラではカカオやコーヒー、バナナ、オレンジ、薬草など、100種類以上の作物が同じ農園で育てられています。
現地では、「裏庭」「食べられる森」という意味で使われているそうです。

<チャクラについて>
・エクアドルの先住民キチュア族が守る、伝統的なアグロフォレストリーシステム
・カカオ、バナナ、コーヒーなど100種類以上の植物が同時に育つ
・植生が豊かなため病害虫が広がりにくい
・農薬や化学肥料は一切使用しない
・2023年に「世界農業遺産」に認定
・気候変動対策としても注目されている

番組内で語られていた、ケイラさんとお母さんのチャクラに対する想いがとても印象的だったのでご紹介します。
チャクラを大切に守り続ける姿勢や、家族・自然への深い愛が伝わってきます。
「私たちにとってチャクラは一つの命のようなもの。森も動物も、そして人間もチャクラに生かされています。ここで育つ全てが愛おしいです」
「お金は大切ですが、私たちにとってチャクラで働いて家族で一緒にいることの方がもっと大切です」
チャクラ認証について

2023年より、チャクラで栽培された作物に対する認証制度がスタートしました。
チャクラで育てられた作物や、それらを原料として使用した商品には「チャクラ認証」マークを付けることができます。
バニラビーンズでも、エクアドル産のアリバカカオなどを使用したチョコレートにチャクラ認証を取得しています!
店舗やオンラインショップでのお買い物の際は、ぜひこちらのマークをチェックしてみてくださいね^^
▲チャクラ認証取得商品「タブレットショコラ・エクアドル70」
ケイラさんのチャクラを訪問

ケイラさん家族のチャクラは、見晴らしのいい場所にあります。
ケイラさん、セイナさん(お姉さん)、マレーナさん(お母さん)たちがチャクラを案内してくれました。

カカオ以外にも、バナナ、レモングラス、パイナップル、パパイヤ、コーヒー、バニラ、サトウキビなど、多種多様な作物が育てられています。
▲バナナ(左)、レモングラス(右)
▲パイナップル(左)、コーヒー(右)

▲バニラ
そして、プロジェクト1年目に植樹したカカオの木には、なんと実がなっていました!

まだ熟していないため、収穫まではあと2か月ほどかかりますが、順調に成長している様子を見ることができました。
来年には、さらに多くの実がなることを楽しみにしています。
ケイラさん含め、若者農家さんたちと一緒に植えたカカオをチョコレートとして商品化する「Farm to Bar」への道に、また一歩近づいたことを実感できました!
ケイラさんインタビュー
「みんなで育てるカカオの森プロジェクト」の1年目から参加してくれているケイラさん。
初めての自分のチャクラでのカカオ栽培や、プロジェクトへの想いを話してくれました。
ぜひご覧ください^^
<インタビュー内容>
Q.自己紹介をお願いします。名前、年齢、出身、なぜカカオ農家になりましたか?
A.こんにちは。私の名前はケイラ・アンディです。サンタ・リタのコミュニティ出身です。24歳です。
私はこのプロジェクトで初めて自分の農園(チャクラ)を持ちました。
私はこのプロジェクトが好きです。なぜなら、カカオの栽培方法や自然との関わり方、そして、森林破壊を抑えながら自然や文化を大切にする方法を学べるからです。
そこから収入を得ることもできるし、カカオを植えながら自然と共に生き、大地を自分たちの一部のように感じることができます。
そして、ほかの農園の若者の皆さんと新しい経験を分かち合うこともできます。
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Q.農園(チャクラ)を管理するうえで、楽しい部分と大変な部分は何ですか?
A.楽しい部分は、何よりも自然と共に過ごせることです。
カカオを植える時、さっきも言ったように自然や大地を感じることができます。
時には果樹や木材になる木などもありますし、動物たちとも関わっています。鳥たちとも共存することができます。時々、私たちの畑に来て食べたりもします。
彼らもチャクラを必要としているので、私たち自身のためだけでなく、彼らのためにも植えているのです。
大変なのは、荷運びですね。運搬とか。私の場合、畑が少し遠いので。
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Q.このプロジェクトは、あなたにとってどんな影響がありますか?
A.私自身は変わりました。
以前は、こうして作物を植えることを考えていませんでした。
このプロジェクトに入ってから、もっと続けていこうという気持ちが強くなりました。
私たち若者を支えてくれて、よりやる気を持てるようになりましたし、文化的な面でも、私たちが代々受け継いできたことを、次の世代へ伝えていくという意味があります。
カカオを通して、自然との関わり方や影響についても学んでいます。
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Q.日本へのメッセージをお願いします。
A.日本の皆さんが私たちからカカオを買ってくださることは、何より自然を大切に見てくれているということです。
それは私たちみんなのためになります。
エクアドルだけではなく世界中の人々にとって良いことだと思います。私たちはその自然と共に生きていますから。
そして自然は、私たちが生きていくための空気も与えてくれています。
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