
農家支援プロジェクト「みんなで育てるカカオの森プロジェクト」のレポート第33弾!
こんにちは!スタッフなかおです。
先日、「みんなで育てるカカオの森プロジェクト」に参加しているエクアドルの農家さんたちと、オンラインで交流する機会がありました。
交流会では、これまでバニラビーンズのイベントに参加してくださったお客様から寄せられた、農家さんへの質問やメッセージをお届け!
現地での暮らしやカカオ栽培についても、たくさんお話を伺ったのでご紹介します^^
▲左から レディさん、ヤシラさん、シンディさん
オンライン交流会は、日本時間の朝7時にスタート。エクアドルとの時差は14時間なので、向こうは前日の夕方5時です。
この日参加してくれたのは、レディさん、ヤシラさん、シンディさん。帰りのバスの時間もあるため、お話しできるのは1時間ほど。
こうしてオンラインで話すたびに、エクアドルは遠く離れているんだなぁとしみじみ感じます。
さっそく、日本のお客様からいただいた質問を聞いてみました!
農家さんへの質問&回答
Q.日常の中で感じる喜びや楽しみはありますか?
●レディさん:
散歩に行ったり、フットボールをしたり、家族と一緒に時間を過ごすことが日常の楽しみです。フットボールは毎週日曜日に家族みんなで参加します。
また、このプロジェクトに参加できていることと、プロジェクトで知識を得られていることも嬉しいです。
●ヤシラさん:
息子や家族と時間を過ごすことです。水泳やサッカーも楽しんでいます。
●シンディさん:
散歩をしたり、友達と一緒に過ごしたりすることです。

“カカオ農家”と聞くと、どうしても「カカオを育てている人」という姿を思い浮かべてしまいますが、好きなことや普段の過ごし方を聞いていると、少しだけ皆さんの日常が見えたような気がして、親近感が湧きました^^

▲ジェンガを楽しむ他の若者農家さん
Q.仕事や暮らしの中で、今大変だと感じることはありますか?
●レディさん:
カカオ栽培は、家族を支えるための手段になっています。また、他のユカ(イモ)やバナナなど、畑で自分たちが育てた作物を食べて生活しています。
食べることには困っていませんが、カカオだけでは十分な生活を維持するまでには至っていません。
●ヤシラさん:
車がないので、どこに行くにも歩いて行かないといけません。歩ける範囲でしか買い物ができず、そこになければほしいものが買えないこともあります。
また、育てた作物を売らなければ収入もありません。
Q.学校ではどんなことを勉強していますか?
●シンディさん:
大学で看護学を勉強しています。週に1日通っています。
●レディさん:
幼稚園の先生になりたいと思っています。大学には週3日通っています。

プロジェクトに参加する農家さんの中には、カカオを育てながら学校へ通っている方もいます。5月にエクアドルに渡航した際、勉強との両立が大変だと話してくれた農家さんもいました。
「以前は勉強だけに集中していたが、このプロジェクトで新しい活動に参加できて、カカオを育てることが楽しみになっている」という嬉しい話も聞くことができました。
Q.他のカカオ農家さんとの交流はありますか?
●皆さん:
このプロジェクトに参加している若者同士に限らず、ほかの農家さんとも交流があります。カカオの種を交換したり、育て方や知識を共有したりしています。

現地にいるスタッフさんが、「チャクラ(エクアドル・アマゾンの伝統的な森林農法)」について教えてくれました。
チャクラでは、自分が育てた作物を近隣の人と分け合ったり、珍しい植物があれば種や苗を分けてもらったりと、日常的にさまざまなものを共有する文化があるとのことです。
たとえば、自分の畑の作物が害虫などの被害を受けたときにも、以前種を分けた人から再び分けてもらうことができるそう。こうした種や知識の交換が、チャクラの多様性を守ることにもつながっています。
カカオを育てることだけではなく、人と人とがつながり、分け合うこともチャクラでの暮らしの大切な一部なのだと知りました。
Q.カカオを収穫するときのポイントは?
●皆さん:
まずポッド(実)が熟したのを見て収穫の判断をします。時期としては、12月から7月がカカオの収穫シーズンです。
カカオの実や種を傷つけないように、マチェーテ(山刀)やハサミなどの道具を使って、気をつけながら収穫しています。
Q.バナナやコーヒーなどもある中で、カカオの魅力は何ですか?
●皆さん:
カカオは、国際市場でも広く取引される作物であることです。また、自然の甘みを持つ果実でもあります。
私たちの先祖やおじいちゃん・おばあちゃんの時代から受け継がれてきた大切な作物で、私たちにとってチャクラそのものです。

ちなみに、「普段チョコレートを食べますか?」と聞いてみると、「食べます!」とのこと。
ビターなチョコレートよりも甘いチョコレートが好きな方が多いようでした^^

この日は、バニラビーンズの店舗の様子もカメラを通して農家さんたちに見てもらいました!
自分たちの育てたカカオが使われた商品や、そのチョコレートが実際に店頭に並んでいるのを見て、皆さんとても喜んでくれました。
今は画面越しですが、いつか農家さんたちを日本に招いて、実際にバニラビーンズのお店や、日本のお客様がチョコレートを楽しんでいる姿を見てもらうことも、私たちの夢のひとつです!
日本のお客様から、農家さんへ

そして最後に、日本のお客様からいただいたメッセージを農家さんたちへ届けました。
「皆さんが大切に育ててくださったからこそ、私たちはチョコレートという形で笑顔をいただいています。心から感謝を伝えたいです。」
「いつも美味しいチョコレートができるカカオ豆を栽培してくださり、ありがとうございます。」
「こんなにおいしいチョコレートが食べられることに感謝しかありません。」
「皆さんの努力がチョコレートとなり、私の気持ちを満たし、幸せにしてくださっています。」
メッセージを受け取り、農家さんたちはとても喜んでくれていました。
そして農家さんたちからも、日本の皆さんへ感謝の言葉をいただいています。
「こちらこそ、いつもカカオをご購入してくださっていることにとても感謝しています。これからも応援していただけたら嬉しいです。」

また、農家さんからこんな質問をもらいました。
「私たちのカカオを買って、チョコレートを作ることを誇りに思ってくださっていますか?」
もちろん、とても誇りに思っています。
農家さんたちが丁寧に育ててくれたカカオを使って、その背景にある暮らしや想いを大切にしながら、私たちはチョコレートづくりを行っています。
手間暇をかけて育てられたカカオが、遠いエクアドルから海を越えて日本へ届けられ、そこからさらに焙煎や加工など、長い道のりを経てようやくチョコレートとして店頭に並びます。
農家さんたちが育ててくれたカカオを、日本のお客様へチョコレートとして届けて「美味しい」と言っていただけることは、私たちにとって喜びです。

農家さんたちの顔や暮らし、カカオへの想いを知ることで、いつも食べているチョコレートを少しでも特別に感じてもらえたら嬉しいです。
バニラビーンズのチョコレートの感想や、農家さんへのメッセージ、聞いてみたいことがあればぜひお聞かせください。皆さんからいただいた声を、これからも農家さんたちへ届けていきたいと思います!
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🌳 みんなで育てるカカオの森プロジェクトとは?
VANILLABEANS商品の売上の一部を支援金に充て、カカオ生産国における生活の質の向上や環境保全を目指す取り組みです。
現在はエクアドルで、初めて自分の農園を持つ若者農家さんへカカオの苗木を提供し、植樹・栽培を支援しています。2024年から2026年までに提供した苗木は、合計約16,000本。今後収穫されるカカオ豆は当店でチョコレートに加工し、「Farm to Bar」製品としてお客様へお届けします。
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